こんにちは。くぼりです。
今回は、基本情報技術者試験の午前試験免除について書きたいと思います。
午前免除って聞くと、なんか通常の試験より有利になりそうですよね。
実際に、私も午前免除制度を利用して、基本情報技術者試験に合格しました。
午前免除ってどうゆうものなんだろうって思っている方の力になれれば嬉しいです。
◾️午前免除とは?
以下2つの条件を満たすと、午前試験が免除される制度のことです。
①IPAに認定された講座を受講する
②修了試験に合格する
修了試験というと、なんだか簡単なように聞こえますが、そんなことはありません。
修了試験は午前試験と同等の内容(2時間半で80問出題され、6割以上正答なら合格)なので、注意しましょう。(修了試験だから簡単ということはありません。)
ただ、過去に出題された問題と同様の問題が多く出題されるので、過去問演習に力を入れれば、難しくはありません。
◾️有効期間は?
修了試験に合格すると、1年間午前試験を免除することができます。
必ず、1年以内に免除試験(午後試験)を受けるようにしましょう。
※午前免除を利用する場合は、免除試験という区分に申し込む必要がありますので、注意しましょう。(免除試験という名称ですが、午後試験と同様の試験となります。)
また、申し込む際には認定講座開設者が発行した修了認定者管理番号が必要なので、押さえておきましょう。
ちなみに、基本情報技術者試験の区分には以下があります。
①午前試験
②午後試験
③免除試験
通常は①②の両方を受験する必要があり、午前免除を利用する場合は、③のみを受験すればいいということになります。
◾️午前免除を受けるには?
先ほどもお話ししましたが、まずはIPAに認定された講座を受ける必要があります。
認定講座の一覧はこちらをご覧ください。(2021/11時点)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_80tokurei/koza_ichiran.pdf
高校や大学でも認定講座があることがわかりますね。
学生の方は積極的に活用していきましょう。
社会人の方が受けるとしたら、費用はかかってしまいますが、大原などの予備校のコースに申し込むのが早いですね。
私の場合は、会社の内定者研修としてTACのコースを利用しました。(というか半強制みたいな感じです笑)
会社を経由しているので、費用の負担はありませんでした。
IT企業に勤めている方は、自身の会社にそのような研修や制度がないか調べてみるといいかもしれません。
(ちなみに、TACは法人向けのコースでしか午前免除の認定講座はないようですね。)
◾️実施期間は?
午前免除のための修了試験は、年4回(12月、1月、6月、7月)開催されます。
例えば、令和3年度の12月、1月のどちらかの修了試験に合格すると、令和4年度上期の本試験から午前免除されます。(同様に、令和4年度の6月、7月の修了試験の場合は、令和4年度下期の本試験から免除)
選択する講座によっては、最大2回修了試験を受けることができます。
ただ、講座によって申し込みができる日程などは違うので、よく調べてから申し込むようにしましょう。
また、修了試験までは余裕のあるスケジュールを立てることをおすすめします。
認定講座は68時間以上受講しないと、修了したと認められません。(おそらくどの講座もそうです。)
なので、修了試験間際に講座に申し込んでしまうと、68時間以上講座を受けられず、修了試験を受けられないなんてこともあるので注意しましょう。
◾️メリットは?
午前免除制度を利用する主なメリットは、以下が挙げられます。
①試験を受ける機会が増える
②午後試験の学習に集中できる
①試験を受ける機会が増える
修了試験に落ちたとしても、本試験(午前試験+午後試験)は受けることができます。
なので、1期間で2回(講座によっては3回)受けることができ、試験に慣れることができます。
また、試験が多い分、合格できる可能性が高くなります。
②午後試験の学習に集中できる
午前免除の修了試験に合格した場合、本試験は午後試験のみなので、午後試験に絞って学習ができます。
例えば、6月の修了試験に合格した場合、4〜5ヶ月午後試験だけに集中して勉強することができます。
特に、IT初学者にとって難関となっているアルゴリズムやソフトウェア開発に時間を割けるのはとても大きなアドバンテージになります。
◾️まとめ
ここまで基本情報技術者試験の午前免除制度について、説明させていただきました。
試験1回じゃ不安だな、試験に慣れたい、午後試験の勉強に集中したいなど思っている方にはおすすめの制度です。
午前免除について知りたいと思っている方の力に少しでもなれたら嬉しいです。
以上となります。
ご覧いただき、ありがとうございました。